小学生の頃に一度か二度食べた
藤の花の天ぷら
房のまま衣を付けてさっと揚げた物
その味と香り(ほとんど一体化です)は素晴らしく
一度食べたら忘れられないものでした。
5月の末、実家から戻る日、新幹線に乗る前に
両親が連れて行ってくれたのは
岩村田(イワムラダ長野県佐久市)の「円満寺」・・藤寺でした。
寺の裏には長ーい藤棚があって
畳60枚分あるんだそう!
樹齢350年
以前は太い幹が棚を支えていたんだけど、お歳で亡くなって(?)
今は2本の細めの若い幹が後を継いで支えていました。
房も長くて、砂ずりの藤ともいうのだそう。
風が吹くと房が揺れて、香りが漂います。
クマンバチがブンブン飛んでいました。
夜は提灯に火が灯って、ござを敷いても良いのだそう。
藤の花は、見ごろが過ぎるか過ぎないうちに
バサッと思い切り良く房を切り落としてしまうのだそう。
そうすることで、また翌年、また見事な花をつけるんだとか。
その大量の花は・・ゴミ袋に入れちゃうんでしょうか?
住職さんのお宅では、、藤の花の天ぷら、、
秘かに賞味しているでしょうね・・・。
私も・・・もう一度食べたい・・・
香りの記憶は、強烈ですね。