ラベンダー Lavandula Angusutifolia
= Lavandula Officinalis
= Lavandula Vera (野生ラベンダー)
シソ科
花の咲いた花・葉・茎を、水蒸気蒸留
アロマテラピーと言えばラベンダー、最も有名な香り。
「最初の1本」「万能薬」、何を使えばよいか迷ったらまずラベンダーを使えと言われています。
1920年代、フランスのルネ・モーリス・ガットフォセが
実験中に小爆発事故を起こし火傷を負ったとき
とっさにラベンダーオイルを塗ったところ、跡が残ることなくきれいに治った。
有名なエピソードですね。
アロマテラピーの名前も彼の造語ですし、
まさに、その瞬間から今日のアロマテラピーが始まったわけです。
イギリスのアロマテラピーの第一人者マギー・ティスランドもまた
友人の火傷をロバート・ティスランドがラべンダー油で手当てをした際の効果に衝撃を受けて、アロマテラピーに関わるようになったそうです。
ラべンダーの鎮痛作用、殺菌作用、抗炎症作用、瘢痕形成作用等が
自然の調和(含有成分は100種類以上)の中で治癒を促すと考えられています。
精神面への作用も有名で、リラックスの香の代表でもあります。
安全で老若男女非常に幅広く使われている、万人の万能薬精油ですが、
ハーブ系とフローラル系を合わせたこの香りが、‘苦手’という人もまたいます。
そのような場合は代替精油を使えば良いのですが
この香りを少しずつ使い慣れると、嫌いじゃなくなり、そのうちに好きになることも多くあります。
栽培地の環境や標高、蒸留技術によっても、香は微妙に違ってきます。
品質の良いラベンダーはより濃厚かつデリケートな香がします。
(※最近では野生のものは入手困難ですが、その香はやはり素晴らしいものです。)
信頼できるブランドのものを購入し、そして・・・
「家の中のあなたの大切にしている場所(日が当たらないこと)に置いておいたら、
良い香になっている」かもしれませんよ♪ 試してみてください。