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2008年04月11日

キンスキー・我が最愛の敵

子どもたちの進級&入学が一段落したところで
自分の好きなものに没頭したくなり
夜中に映画を2本観ました。

ヴェルナー・ヘルツォークの作品を2本。
DVDを購入して1年くらい寝かせてあった
(手元にあると思うと安心しちゃってすぐに見なかった)
「キンスキー我が最愛の敵」と、
やっぱりずっと気になっていた「カスパー・ハウザーの謎」。

ヘルツォークの映画を観ることが、実は、自分への誕生日プレゼント!
(数日前誕生日だったので)

みたいな気分もあってDVDセットしたんだけど、
とっても満足です。

この監督の映画で観たことがあったのは
「フィッツカラルド」と「ノスフェラトゥ」の2本だけでしたが、
どちらもクラウス・キンスキーが主演で
画面の中のキンスキーの肉迫するド迫力も
映画の出来ばえも文句なく素晴らしかった。

どうやってあんな映画をつくりあげたのか!?

「キンスキー・・・」は全編クラウス・キンスキーの狂気を映し出しながらも
映画が出来ていく過程が覘き見れて、興味深いです。

共演したクラウディア・カルディナーレやエーファ・マッテス
(女性にはそうなんでしょうか?キンスキーはこの二人には
とても紳士的に接したそうです。)
それから「アギーレ・神の怒り」のカメラマン
トーマス・マオホが語るエピソードを織り交ぜて、
クラウス・キンスキーへのオマージュとも言えるドキュメンタリー作品です。

キンスキーは、上記の二人の女優が直感的に自分を役者として評価している
ことを、彼もまた直感的に知ったんだと、これは私の直感ですが(笑)・・・
野生的で直感的な感性を感じさせる女優ですからねぇ 二人とも。
つまり、ほとんど動物的な感性とすごいプロ意識を持った俳優という点で
一致していたんでしょうね、キンスキーと。
(私も、カルディナーレ好きです。)

キンスキーのもう一つの決定的な特徴は自己中心的な性格ですが、それについてはこの映画でお楽しみいただきたいです。
撮影の間じゅう、すごいエネルギーが自己中心的に頻繁に爆発し、
やがてカメラから映像の中に集約されて映画ができていく・・。


偉大な怪優と対峙しながら、どいえらい映画を作り上げたヘルツォークの天才を
改めて思い知らされて、いい夜でした。

この映画の製作は1999年
クラウス・キンスキーは1991年死去

つづく





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Posted by まあやん at 19:22│Comments(0)趣味(映画)
 
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