2010年04月15日
ソウルレッド

「ソウルレッド」 監督:御法川修 出演:アンディ・ガルシア 香川照之
仲村トオル 2009年 日本
松田優作のドキュメンタリー
没後20年、生きていれば60歳の記念フィルムということです。
私はテレビドラマ「太陽にほえろ」のジーパン刑事ぐらいしか知らなかったのですが
夫は相当ファンだったみたいです。
なかなか観にいけない彼の代わりに?
桜坂で観てきました。
夜8時過ぎからだし、てっきりCホールかな?と思っていたら
なんとAホールのビッグなスクリーンで松田優作を堪能できました。
でも観客は10人前後とCホール規模なのが残念!
夫の様な男性ファンがかなりいるのではと思ったら8割は女性でした。
いや~~~
ドキュメンタリーと言っても、映画の松田優作の見所シーンがぎっしり!
どれも鬼気迫る迫力!緊張感いっぱいの演技で
見ごたえたっぷり、
すっかりしびれてしまいました。
すごい すごい
関わりのあった人達が松田優作について語ります。
香川照之は、私が今手放しで好きだと言える唯一の日本の俳優ですが、
彼の演技のうまさが、いったいどこから来るのか今まで不思議に思ってました。
容姿や顔が際立っているわけではないし、
演劇界のサラブレッドと言われているとしても
血筋だけなら他にもサラブレッドはいるわけで
それだけで質の高い演技が約束されるわけではないし。
今回、その秘密(?)が分かりました!
香川照之は松田優作の影響を受けていたのです。
そっかあー すごい納得。
では
松田優作は誰の影響を受けたか?
ソウルレッドの中で小林旭と言ってましたが、
松田優作の怖くなるほどの演技は、ほんとうにいったいどこから来たのか?
香川照之は「そう生まれてきたとしか」みたいなことを言ってました。
天性・・ということでしょうか。
ところで、このドキュメンタリーに出演した俳優は
香川照之、浅野忠信、仲村トオル、松田龍平(長男)、
あれれれ
この顔触れは映画「剣岳 点の記」のキャスティングといっしょ!?
えー?偶然??
映画点の記で剣岳に挑んだのは優作チルドレンたちだったのね。
香川照之が山案内をして仲間と道を開いて登っていく。
あの映画はそうしてみると・・
剣岳を目指すことイコール彼らの演じることへの姿でもあったわけ・・か!
そうならば、松田優作は恐ろしくも気高く雄々しい剣岳ソノモノ?
ウワ~
なんともかとも、ハマりすぎ!
こんなこと考えたら頭がキンキン・グルグルして
昨夜は一睡もできませんでした。
鋭く高き頂き(松田優作)を目指すものは香川照之の後に続いていると思う。
これからきっと若い力のある俳優が続々育つことでしょうネ。
楽しみです
「剣岳 点の記」http://tilleul.ti-da.net/e2762030.html
Posted by まあやん at 10:04│Comments(0)
│趣味(映画)